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男の子が女湯に入れるのは何歳まで?子供の混浴ルール【東京・大田区編】

子連れで銭湯・温泉に行きたいと思ったときに心配なのは、「何歳まで一緒に入れるのかな?」という点です。

お父さんお母さんで男湯女湯二手にわかれることができれば子供の面倒も見られますが、お母さんが男の子を連れていく・お父さんが女の子を連れていくこともありますよね。

子供とはいえ、お風呂はハダカになる場所です。ルールを知って安心して温泉を楽しみたいもの。大田区・蒲田地区の銭湯や温泉ではどのようなルールになっているのか、調べてみました。

混浴年齢は都道府県の条例によって決まる

混浴が可能とされる年齢については、都道府県の条例で規定されています。銭湯でもスーパー銭湯でも、その地区の条例に従って混浴年齢が決められています。

2000年12月15日、厚生労働省が出した「公衆浴場における衛生等管理要領等の改正について」の中には「おおむね10歳以上の男女を混浴させないこと」と記載があります。

この国の指針に基づき、都道府県は条例を制定していましたが、地域によってもばらつきがありました。東京都は「10歳以上は混浴しないこと(9歳まではOK)」となっていましたが、2021年に改訂の動きがはじまります。

2022年1月より対象年齢引き下げに(東京都)

2020年12月、厚生労働省は子どもが混浴を恥ずかしいと思い始めた年齢が6、7歳だとする調査結果などを踏まえ、公衆浴場における衛生等管理要領を改正し、混浴を制限する年齢を「おおむね10歳以上」から「おおむね7歳以上」と変更しました

それを受け、各自治体も混浴対象年齢の引き下げに動き始めます。

東京都では、2021年6月の都議会で「混浴の対象を6歳以下とする」条例の改定を決めました。条例が施行されるのは2022年1月1日から。

東京以外の都道府県でも、規定を改正する動きがみられます。2022年ころを境に、「7歳以上になったら混浴は禁止」が新たなスタンダードになりそうです。

男の子が女湯に入っていいのは6歳まで。7歳からは別々に入ろう!(逆も同じ)

7歳の子供はひとりで温泉に入れるのか?

子供のからだの発達が早くなっていることや、性犯罪などの観点からも、混浴の対象年齢が引き下げになったことは時代に合っており、良いことだと思います。

ですが、7歳の子供が親と別れてひとりで浴場に入れるものでしょうか?

同性の親が一緒に入れるのがベストでしょうが、シングルの家庭もふえていますし、必ずしもそれが叶わない場合も多いはずです。初めて男湯にひとりで入る男の子のお母さんは、やっぱり心配になりますよね。

地域の銭湯の良さを活かして、声掛けを!

そこで心強いのが、地域のコミュニケーションの場でもある「銭湯」。広すぎるスーパー銭湯より、まずは地域の小さい銭湯で「ひとり銭湯デビュー」をするのがおすすめです。

このサイトで紹介している大田区・蒲田の温泉銭湯も、地域の人々の集まる場であり、おせっかいおじさん・おばさんがたくさん…!

フロントや番台のスタッフに「7歳になったので初めてひとりで入るんです」と親御さんが声をかけておけば、スタッフや常連のお客さんが見守ってくれるでしょう。

たくさんの大人の目があることは事故などの危険を事前に防ぐことにつながりますし、子供にとっても、親以外の大人からルールやマナーを学ぶ貴重な経験になるはず。

このサイト内で紹介している温泉銭湯の中で、お子さんのひとり銭湯デビューにおすすめな銭湯を2つあげておきます。ぜひ機会を見つけて、家族で訪れてみてくださいね。

子供の「ひとり銭湯デビュー」におすすめ銭湯

>はすぬま温泉

アットホームでこじんまりしており、スタッフの方もよく見回っているので安心。脱衣場からインターホンですぐフロントスタッフが呼べます。

>蒲田温泉

地域の常連さんが多く、下町らしい面倒見のよさがあります。フロントから脱衣場の様子がわかる小窓がついており、スタッフも中の様子を気にかけてくれるので安心。2階には湯上りに食事が楽しめる宴会場もあるので、家族みんなで訪れるのにもおすすめです。